次に書くのは、よくある会社の朝の風景です。あなたはこのような相談をされたことはありませんか?
「先輩おはようございます。実はちょっと相談があるんですけど聞いてもらえますか?
先週に秋のボーナスが出たでしょ。それで、おれその日の内に歌舞伎町のファッションヘルスに行ってきたんです
。
盆休みが終わってから、しばらくは風俗遊びもせずに仕事をがんばってたから、自分へのご褒美みたいなもんですよね。
ただ、今日の朝おしっこをしようとしたら、あそこが痛すぎて、チョロチョロとしか出すことが出来なかったんですよ・・・。
これって、もしかして性病なんですかね?」
後輩くんはどうやら、ファッションヘルスで性感染症が移ってしまったようですね。
症状が出るまでの潜伏期間が1週間であったことと、尿をするときに、激痛がするという症状からおそらく『淋病』をもらったのだと推測ができます。
■参考記事:淋病のことがよくわかる【症状と感染経路】
「でも、風俗で働いている女性って、一般の女性よりも性に対しての知識が豊富なんでしょ?
だから、風俗よりも、むしろ素人の女性と遊んだ方が病気になりやすいって聞いたよ」
たしかに、風俗遊びを肯定するために、そのようなことを言っている男性を私もよく見かけます。しかし、それは正しいことなのでしょうか?
男性の性感染症の原因の8割以上が風俗
先ほどの問いの答えとなるデータをご紹介します。
このデータは、男性の性感染症の患者の内で、風俗で働いている女性(コマーシャルセックスワーカー)が原因で感染した人の割合をしめしたものです。
●25歳以上の男性の性感染症の患者の内で、風俗が原因で感染した方の割合
- クラミジア・・・約70%
- 淋病・・・約40%
- 性感染症全体・・・約85%
※データ参照元:今若者が危ない性感染症(慧文社)
以上のデータをご覧いただければ、風俗遊びをして性病になる男性がいかに多いかが、お分かり頂けるはずです。
性感染症患者全体の85%以上と過半数を超えていますので、男性の性病の原因としては最も多いことは一目瞭然ですよね?
『一般の女性と関係を持つ方が、風俗遊びをするよりも危ない』という発言が、いかにデタラメで無責任なものであるかがよく分かります。
風俗でフェラチオや素股のサービスを受けることは、たしかに法律的には合法かもしれません。しかし、感染症にかかるリスクが大きいことは事実です。もし、あなたがそのようなサービスを受ける場合は、最低限の予防策としてコンドームをつけることを心がけてください。
そして、風俗に行った後にはHIVやクラミジア、淋病のような病気に感染していないかを、きちんと検査で確認するようにしましょう。
『えっ、毎回検査しないといけないの?』と思われるかもしれませんが、風俗遊びは感染の危険が高いのですから、当たり前です。
早期発見なら、すぐに治療ができる病気がほとんどですから、あなたや周囲の大切な人のためにも、必ず検査を受けるようにしてください。自宅検査キットを使えば、病院に行くことなく自宅で検査することもできますからね^^
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