性感染症のことを『アソコがかゆくなったり、おしっこをするときに痛くなるだけの病気』と軽く考えている方は、いまだに多くいらっしゃいます。
そのため、性器周辺にかゆみのような異変を感じても、なかなか検査や治療をしない人がほとんどでしょう。
しかし、性感染症の中には、がんの原因になるものあるくらい怖い病気なんですね。例えば、次の記事で紹介したようにB型肝炎は肝がんの原因になり、命を落とす危険があります。
参考記事
1.B肝炎は肝ガンの原因になる【危険度の高い性感染症】
そして、女性にとって怖い病気の1つである『子宮頚がん』もある性感染症と関係が深いと言われています。その点について、以下に詳しく紹介します。
子宮頚がんと原因になるかもしれないヒトパピローマウィルス
『子宮頚がん』という病気の特徴は、初期状態ではほぼ症状が現われることがありません。そのため、知らない内に進行してしまうことがケースが多いです。
ただし、初期症状が軽いとしても、子宮頚がんが進行した場合には、治療のためには子宮の摘出手術が必要のなります。当然ですが、そのような状態になると妊娠・出産ができなくなるため、女性にはとっては肉体的だけでなく、精神的にも辛いガンなんですね。
そして、最近の研究で子宮頚がんの原因かもしれないとあるウィルスが言われるようになりました。そのウィルスが、『ヒトパピローマウィルス』です。
少し長い名前ですので、なんだか舌をかみそうになりますよね^^;
実は、このウィルスは性感染症の1つである『尖圭コンジローマ』の原因でもあるウィルスなんです。
つまり、尖圭コンジローマに感染してしまった場合には、子宮頸がんになるリスクも上昇すると考えなくてはいけないことになります※。
※尖圭コンジローマの詳細は次の記事をご覧ください
⇒ 尖圭コンジローマのことがよくわかる【症状と感染経路】
尖圭コンジローマになると、性器周辺に米粒状のイボが出来るために、すぐに分かるはずです。ですので、膣や肛門周辺にそのようなイボを見つけた場合には、すぐに病院で治療を受けるようにてください。
尖圭コンジローマの治療方法は、レーザーでイボを焼くだけですので、長くても数十分くらいでおわります。レーザーが怖いと感じるかもしれませんが、麻酔をしてもらえば痛みを感じることはほとんどありませんからね^^
また、尖圭コンジローマに感染すると、子宮頚がん以外にもHIV(エイズを発症する前の段階)への感染率が上がるというデータもあります。数値にして、感染していない人のおよそ11倍です。
そのため、尖圭コンジローマに感染していることが分かったら、HIVを含む他の性病への感染も念のため確認するようにしましょう。
次のページで紹介しているような自宅検査キットを使えば、自宅にいながらでも複数の性病を同時に検査することができますので、面倒くさいなんてことは言わずに、しっかりとチェックしておきましょう。
また、子宮頚がんは『KENSA.BIZ』で販売されている『子宮頸がん細胞診(おりもの)検査キット』を使えば、検査することができます。
病状が進行してからでは、取り返しのつかないことになる前に、検査で発見することが大切ですよ^^
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