性病に感染するのは、セックスやフェラチオ、クンニリングスのように性器に触れることをしたときだけだから、手を触れたり、キスをしたくらいでうつらないと考えている方がほとんどのはずです。
テレビのニュースやドキュメンタリーでも「HIV、エイズはキスでは感染しません!」とが強く言われていたので、「セックスをしない限り、性病は安全だ」という理解が世間に広まったのだでしょう。
私自身も、学生時代にニュース番組で「エイズはキスでは感染しないから安心してください」と放送されるのを見て、「なんだ性感染症ってのは、キスでうつることは絶対ないんだな」と勘違いしていましたから。
(今、考えると恥ずかしい間違いです^^;)
しかし、性感染症というのは何もHIVたった1つだけではありません。当サイトでも日本で感染者が多い代表的な性感染症を紹介していますが、その数は全部で10個もあります。
では、それらの全ての性病は本当に手をつないだり、キスをしただけでは感染しないのでしょうか?
キスで感染する性感染症
セックス以外の行為で感染するのかどうかというのは、性感染症の原因となる菌やウィルスがどこに寄生しやすいのかをチェックすれば判断することが可能です。
例えば、手をつないで感染する性病があるかを知るためには、手の平や腕のような皮膚に取りつきやすい菌が原因の性感染症が存在するかどうかを調べれば良いことになります。
では、そのような性感染症のウィルスがいるでしょうか?
答えは『存在しない』です。そのため、手をつないだだけで、感染する性病は無いと言って良いでしょう。
続いて、キスの場合について考えてみます。キスが感染経路になるとすれば、注意するべき菌の寄生先は『唾液』や『のど』です。
ここからは今まで以上に注意深く読んで頂がですが、実は、それらの場所に寄生する性感染症の菌はいます。
そして、その菌は、『クラミジア』と『淋病』です。
つまり、クラミジアや淋病はキスが原因でうつる可能性がある病気なんですね。くちびるが触れる程度のフレンチキスなら、感染することはまずありませんが、舌を絡ませるようなディープキスをしているような場合は、感染の危険があります。
特にクラミジアは、1回のセックスでの感染が約50%もある病気ですので、ディープキスは感染の原因として十分に考えて良いでしょう。
ですので、もし、あなたがここ1ヵ月以内に濃厚なキスをしているとしたら、『咽頭クラミジア』の危険があります。特に風邪のような症状を感じている方は、まずは検査で感染しているかどうかを確認するようにしてください。
「病院で検査をするのが恥ずかして嫌だ」という場合、検査キットを使えば自宅で検査をすることもできますからね。
なお、キスが感染の原因となる『咽頭クラミジア』や『咽頭淋菌』への感染は、次の検査キットを使えば自宅で検査をすることが可能です。
それから、キスだけでなくフェラやクンニをしている場合には、性器へ感染している危険がありますので、次の性器経由で感染する9つの病気を含めて、まとめて検査ができる次のキットを活用すれば良いでしょう。
クラミジアや放置すると、前立腺がん、子宮頚がん、不妊症になる可能性のある怖い病気ですから、少しでも心配な場合は、すぐに検査をして治療するようにしてくださいね。どちらも早期発見をすれば、1ヵ月くらいで治療ができますよ。
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