性感染症の治療は風邪やインフルエンザと同じように、国民健康保険が適用されることを次の記事で紹介しました。
■参考記事:性病の治療には健康保険が効かないって本当?
ですが保険が効くとは言え、無料で治療ができるわけではありません。現時点では国民健康保険を適用しても、3割の自己負担が必要なため、当然その分のお金は必要となります。
「3割も負担をしないといけないなら、元の治療費が高かったら、結構な金額になりそう・・・」
たしかに、その通りです。例えば、保険を自由診療での治療費が10万円だとしたら、その3割でも3万円の費用が必要になってきますからね。一般的なサラリーマンのお給料や、自営業での収入ではかなり高い金額と言えるでしょう。
そのため、治療費がいったいいくらになるかを把握しておくことが重要となります。
そこで、こちらのページでは性感染症の中でも、患者数がもっとも多い『クラミジア感染症』について、当サイトで調査をした東京に存在するあるクリニックの治療費を紹介させて頂きます。
クラミジアの治療費にはどのくらい必要なんだろう?と気になっている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
クラミジアの治療費
それでは早速ですが、クラミジアの治療費を紹介します。東京に立地する『Sクリニック』でのクラミジアの治療費は次のようになりました。
- 受診回数:4回
- 治療費合計:26,310円
- 健康保険適用後の費用:7,330円
※なお、金額については同じ病気であっても、各患者さんの症状や、病気の進行具合によっても変わってきますので、あくまで参考程度にお考えください。
Sクリニックで治療すると、4回の受診で7,330円が必要となりました(保険適用済の支払い値段)。
1回の通院につき、およそ1,800円程度ですから、2,000円を切っています。なおこの金額は、治療のために内服する薬代を含めての値です。ちなみに治療期間は2週間程度です。
この金額を高いと感じるか、安いと感じるかは人それぞれでしょう。
しかし、ドラッグストアや薬局で1週間分の風邪薬を買うだけでも、1000円近くはしますよね?それを考えると、お医者さんに診察してもらって、1回2000円以下といのは私は安いと感じます。
もちろん、そのままクラミジアを放置しておくと、症状がどんどん悪化して、尿道炎から前立腺炎へ移行するため、金額も治療期間も、7千円台でとても治まらなくなるでしょう。ヘタをすれば入院も必要となります。
■参考記事:男のクラミジアを放置すると前立腺炎になる【治療期間は数ヶ月必要】
一方で、早期発見して治療に取り組めば、本日紹介したように安い金額で治療が可能です。ですから、排尿時に痛みを感じたりして、少しでもおかしいなと感じたら、泌尿器科へ行くようにしてくださいね。
病院へ行くのが恥ずかしいという方や、知り合いに会うのが怖いという方は、次ページで紹介している検査キットを活用すれば、自宅にいながら検査をすることが可能です。
病院に行かずに、自宅で検査をすることができますので、プライバシーを守りながら検査をしたい方はご覧になってください。
※ 追記
読者さまから問い合わせを頂いた『クラミジアを治療する市販の薬があるのか?』については、次の記事で解説させて頂きました。詳しくはそちらをご覧ください。
⇒ クラミジアの治療薬はドラッグストアや薬局で市販されている?
コメント