こちらのページでは、ケジラミ(毛じらみ)の症状、感染経路、治療方法について分かりやすく解説させていだきます。
特徴
性感染症の原因となるウィルスや菌のほとんどは、肉眼で見ることはできません。
例えば、日本国内で感染者の多い性病のクラミジアの場合、その原因となるクラミジアウィルスの大きさは0.2ピコメートル程度です(1ピコメートルは1mの1兆分の1)※。
※クラミジアについての詳細は、以下の記事をご覧ください。
参考記事:クラミジア感染症がよくわかる【症状と感染経路】
しかし、ケジラミについては肉眼で見ることが可能です。おそらく性感染症の中で、唯一見えるものでしょう。そのため、他の性感症と比べて、少し異質のものとお考えください(自宅での治療も可能です)。
また、症状については我慢できないくらいのかゆみとなります。しかし、病院に行くのが恥ずかしいからと言って、ドラッグストアで販売しているような『かゆみどめ』を使っていては、治療をすることができませんので注意してくださいね※。
※治療方法の詳細は本ページの下部にある『治療方法』の項目で解説します。
感染経路
ケジラミの主な感染経路は以下の通りです。
- セックス(コンドームをしていても感染)
- アナルセックス(コンドームをしていても感染)
- フェラチオ
- クンニリングス
- シーツやタオル経由
ケジラミの主な寄生先は、陰毛の根本部分ですので、コンドームをつけてペニスを覆っていてもセックスをすれば感染します。
また、シーツやタオル経由でも移る可能性がありますので、感染した場合は家族やパートナーの方とは違うタオルを使うようにしましょう。
症状・潜伏期間
ケジラミが卵の状態で感染した場合には、孵化(ふか)に1週間程度かかりますので、潜伏期間はおよそ1週間となります。
症状は、男女共に股間のかゆみです。我慢できないほどのかゆみですので、怪しいと思ったらすぐに治療をしましょう。
治療方法
ケジラミは自宅で治療ができる病気で、病院に通院せずに治す方も少なくありません。詳しい治療方法は、以下をご覧ください。
(1).ドラッグストアで購入することができる『スミスリンパウダー』を陰毛部分全体にまぶします。
(2).まぶした後、1時間くらいその状態で放置した後、石鹸を使ってしっかりと洗い流してください。
(3).以上1、2の項目を二日感覚で2週間続けましょう。ケジラミの孵化期間は1週間程度なので、その倍の期間は治療に費やすので理想です。
さらに治療を確実にしたい方は、陰毛を剃った上でスミスリンパウダーを塗ることをおすすめします。
もちろん、泌尿器科や婦人科のような病院でも診察してもらうことは可能ですよ。
まとめ
ケジラミは性感染症の中では、性感染症の中では治療のしやすい部類に入りますので、感染していることが分かったら、放置をせずにすぐに治療を開始しましょう。
外出時に股間をボリボリかいているところなんて見られては、とても恥ずかしいですし、変な噂が立つかもしれないですからね^^;
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