こちらの記事ではB型肝炎の症状、感染経路、潜伏期間などを医療の専門知識の無い方が読んでも理解できるように、分かりやすく、かみくだいて解説しています。
肝炎にはさまざまA型、B型、C型、D型などのさまざまな種類があるのですが、その中でもB型は感染力が強く風俗嬢(ソープ、ファッションヘルスなど)の方に多い言われている病気です。
今まで性風俗系のお仕事をしたことがある女性や、1度でもお店へ行ってサービスを受けたことのある男性は以下の内容をしっかりと確認してくださいね。
特徴
肝炎系の病気の場合、血液感染ばかりがニュースやドキュメンタリー番組では取り上げられていますが、血液感染だけでなく体液からの感染もする病気です。
そして、感染した場合は3割程度の確率で急性肝炎を発症します。その状態になると自宅での治療は難しく、2ヶ月程度の長期入院が必要です。
しかも、急性肝炎を発症してしまうと、そこから症状が悪化して劇症肝炎という病気になってしまう方もいます。この状態になると、約7割が死ぬというデータがありますので、死ぬ危険のある怖い病気であることをしっかりと理解しておいてください。
以上の点から、性感染症の中では症状が重い部類と言えるでしょう。
また冒頭でも書きましたが、性風俗関係のお仕事をしている女性に感染者が多いというデータがあるため、そのようなお店へ行ったことがある男性は感染を疑ってください。
もちろん、彼氏や旦那さんがそのようなお店に行っている場合、パートナーの女性も感染している可能性があります。
『風俗は遊びだから、浮気じゃないんだよ』という男性はたくさんいますが、そのせいであなたの大切な彼女や奥さんが病気になってしまっては、元も子もありませんよね?
そのことをしっかりと理解した上で、一時の快楽に流されないで、大切なパートナーを傷つけないための行動をとることを心がけてくださいね。
感染経路
B型肝炎の主な感染経路は以下の通りです。
- 母子感染
- コンドーム無しでのセックス
- コンドーム無しでのアナルセックス
- フェラチオ
- クンニリングス
セックスやファチオで感染する点に関しては、ほとんど性感染症と同じなのですが、特徴的なのはそれに加えて母子感染が多いことです。
母親がB型肝炎に感染している場合、およそ70%の確率で生まれる子供もB型肝炎に感染します。しかし、それを予防するためのワクチン投与などの方法も現在では存在します。
ですので、妊婦の方は大切な赤ちゃんへ感染させないためにも、ご自信がB型肝炎に感染していないかどうかを検査で確認するようにしましょう。
症状・潜伏期間
症状が出るまでの潜伏期間は4週間から半年となり、人によってかなりのバラつきがあります。なお、症状は次の通りです。
- 女性:急性肝炎(黄疸、発熱、だるさなど)。劇症肝炎
- 男性:女性の場合と同じです
急性肝炎の入院が必要なくらい症状はひどいのですが、それがひどくなり劇症肝炎(げきしょうかんえん)になってしまった場合、命を可能性が高いですから、早期発見がとにかく重要です。
治療方法
じっくり体を休めて、時間をかけて治療をする必要がありますので、入院がB型肝炎を治す近道です。
抗生物質を飲んで簡単に治るような病気ではありません。
まとめ
最悪の場合、死ぬ可能性がある病気ですから、性感染症の中では特に注意をする必要があるでしょう。また、母子感染をする病気ですから、妊娠中の方で少しでも不安がある方は必ず検査を受けるようにしてください。
それから男性の方でこれまでに風俗に一度でも行ったことがある方は、もしかしたら奥さんへ感染させている危険があります。
ですので、奥さんや将来生まれてくる赤ちゃんのことを真剣に想っているなら、『自分が症状が出ていないから大丈夫』なんて安直な考えはせずに、まずは検査を受けて感染していないことを確認しましょう。
検査に行くのは面倒とか恥ずかしいとか感じるかもしれませんが、検査キットを活用すれば自宅に居ながらB型肝炎の検査をすることができますから、そのようなアイテムを賢く活用してくださいね。
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