こちらのページでは、トリコモナス感染症や症状、感染経路、潜伏期間などを医療の専門知識が無い方が読んでもわかるように解説をしています。
トリコモナスはセックスをしなくても感染をする可能性のある病気ですので、処女の方も念のために以下の内容を確認してくださいね。
特徴
トリコモナスは梅毒のように昔からある性病の1つですが、日本国内に限定するとその感染者は徐々に減っています。では、海外でも同じように減っているかというと、欧米や発展途上国ではそれほどは減少していないんですね。
そして、最近では日本人男性が海外で性関係の遊びをしてしまい、うっかりと病気をもらってしまうことが多く起きています。
もちろん、そのような男性とゴム無しのセックスをしてしまうと、女性も感染する可能性があるので日本にいたからといって、決して安全ではありません。
また、トリコモナスの大きな特徴が『寄生元の膣を離れても、水分があればすぐには死なない』点です。
そのため、濡れたタオル、便座、浴槽などを経由して感染する可能性があります。セックス経験の無い処女の方に感染者が多いのもそのような理由からです。
ちなみに、『膣トリコモナス症』という言葉を聞いたことがある方いるかもしれませんが、それは本記事で解説している『トリコモナス感染症』と同じ病気となります。
感染経路
トリコモナス感染症の主な感染経路は以下の通りです。
- ゴム無しのセックス
- 感染者が使用したタオル、下着、便座、浴槽を洗わずに使う
『特徴』の項目でも紹介しましたが、感染源となる『トリコモナス』が寄生先の膣を離れても、すぐには死なないのでタオルや便座を経由して感染することがあります。
セックスをしていないから絶対に大丈夫なんてことはありませんので、以下で紹介する症状にあてはまるものが無いかを念のために確認しましょう。
症状・潜伏期間
潜伏期間は1週間程度で、症状としては次のようなものが挙げられます。
- 女性:おりものが泡状になり、強い匂いがするようになる。性器に痛みを感じる
- 男性:尿道炎。無症状で気付かない人も多い
男性の場合、感染しても無症状で気付かない人が多いのです。しかし、女性の場合は、おりものの変化や性器の痛みなどの症状が出ます。
その中でも、おりものの変化はかなり特徴的で、人によっては異臭・悪臭レベルの匂いがするんですね。女性にとっては、ものすごくつらい症状となるでしょう。
また女性の場合、そのまま放置をすると、卵管炎を発症して妊娠をしにくい体になってしまう可能性もあります。
治療方法
飲み薬、もしくは膣に入れるタイプの薬を使った方法で治療します。
早期発見の場合、治るまでの期間は2週間と短いですので、なるべく早い段階で発見することが大切です。
まとめ
性感染症に分類されていますが、これまでにセックスを1度もしたことが無い方や、男性とお付き合いをしたことがない女性にも感染する病気です。
また症状として膣とおりものから異臭がするために、女性にとっては強いコンプレックスの原因にもなる辛い感染症ともいえるでしょう。
もし、そのような症状で悩んでいるとしたら、トリコモナス感染症の可能性がありますので、まずは検査で陰性が陽生かをしっかりと確認してくださいね。
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