当サイトの以前に記事で、クラミジアに感染している女子高校生が増加していることをお伝えさせて頂きました。
上述した記事を紹介した調査では、5000人の高校生を対象にした検査の結果、女子高校生のクラミジアの感染率は13.1%でした(男子高校生は6.7%)。
なお、この数字はセックスをした女性に限ったの数値ではありませんので、性交渉の体験者にしぼれば、さらに高い感染率になります。
例えば、5人以上と性交渉をした経験のある女子高生に限定したの感染率は、32.7%となりました。つまり、3人に1人の方が感染をしているわけです。
HIVや性感染症の危険性が性教育で教えられているから、『最近の若い人は性病の危険性を理解している』ということをおっしゃる方もいますが、残念ながら調査結果を見る限り、そのようなことにはなっていないようです。
「でも、日本よりも欧米人の方が、セックスをしているイメージがあるけど、アメリカやヨーロッパの方がクラミジアに感染している高校生は多いんじゃないの?」
実はアメリカやヨーロッパのスウェーデンでも同様の調査が行われていますが、それぞれの国の高校生の感染率は次のようになりました。
■各国の高校生のクラミジア感染率
- アメリカ・・・3.9%
- スウェーデン・・・2.1%
- 日本(女子)・・・13.1%
アメリカやスウェーデンの数値と比べてみると、いかに日本の女子高生がクラミジアの感染率が高いということが分かります。おそらく先進国の中では、ワースト1位の数値かと思います。
また、『クラミジアなんて感染しても、どうせアソコがかゆくなって終わりでしょ?だったら、別に感染しても心配ないじゃん!』なんて言う人もいらっしゃるでしょう。しかし、クラミジアはそのように甘い病気ではありません。
症状が軽い分、病気が進行しやすく、放置しておくと子宮頚肝炎、尿道炎、子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎のような病気を引き起こす可能性だってあります。それに病気がさらに進むと、不妊症で子供を産めない可能性だってあるんですね。
また、病気が進行してしまった人は、たとえ妊娠したとしても子宮外妊娠や流産を起こす確率も上がります。
子供を産むつもりの無い10代後半や20代前半の内は、その子供を産めないことを辛さを実感することは難しいかもしれません。しかし、5年後、10年後、大好きな人の子供を産むことができなくなっているのは、とても辛いことです。
ですから、クラミジアが原因で子供の産めない体にならないためにも、セックスの際にはしっかりとコンドームをつけるようにしましょう。また、1度でもゴム無しでセックスやフェラチオをしたことがある方は、感染している可能性がありますので、すぐに検査をするようにしましょう。
自宅で性感染症の検査ができる検査キットを評価したランキングは、次のページで紹介していますので、よろしければご覧になってみてください。
コメント
この記事へのコメントはありません。