社会人1年目のユウタさんは、風俗遊びが大好きでファッションヘルスに週1回は通っていました。
お給料が決して高くない彼にとって、そのようなお店に週1で通うことはとてもぜいたくなことですので、お金なんて貯まるはずがありません。そんな彼を心配して、彼の友人が次のようなことを言いました。
「風俗遊びも良いけど、お前も将来のために少しずつ貯金した方が良いぞ。それに、風俗ばっかり行って、病気をもらったらりしたら、どうするんだよ。最近は風俗でHIVへ感染する人も増えてるみたいだし、気を付けた方が良いんじゃないのか?」
すると、ユウタさんはすかさず次のように言いました。
「風俗で性病に感染するなんて、有り得ないから。だって、おれが行っているヘルスで働いている女の子は、月1回しっかり検査してるからな。素人の女の子をナンパして遊ぶよりも、よっぽど安全だぜ」
さて、本当にユウタさんの主張していることは正しいのでしょうか?
風俗でHIVに感染する可能性はある
日本で献血をすると、HIVに感染しているかどうか(陽生か陰性か)を必ずチェックされます。そして、献血によるHIV発見率は、全国平均は10万人に1人です。
しかし、これを関東地域の首都圏に限定すると、その値は10万人に2人となります。また、東京の山の手線圏内に限定すると、その数は10万人に7人の7倍となります。
そして、その範囲をさらに絞って、新宿区の歌舞伎町に近い場所に限定すると、その数が700人にもなったそうです※。
※参考文献 人に聞けない性感染症の問題と解決 林謙治 著
数にして全国平均の700倍です。びっくりするくらいの感染者数だと思いませんか?そして、新宿区の歌舞伎町と言えば、日本有数の歓楽街であり、風俗店も多いです。
もちろん、感染者全員が風俗で働いている女性という訳ではありませんが、全国の700倍の確率で感染者がいるという点から考えて、風俗で働いている女性の感染者も少なからずいるでしょう。
それに風俗嬢の方がいくら検査をしているといっても、毎日性病を検査をしている女性はほとんどいないでしょうし、例え毎日検査をしていたとしても、あなたの前のお客さんがHIVウィルスを持っていたとしたら、次のお客であるあなたが感染する可能性はあります。
もしかしたら、あなたは『私は絶対に大丈夫だし、感染することなんてありえない』と考えているかもしれませんが、今HIVに感染している人のほとんどがそう思っていたはずです。
ですので、もしあなたも風俗に行くのでしたら、誰だって感染する危険があることと、風俗で感染する可能性があるということを理解した上で、ファッションヘルスやピンサロで遊ぶ際には、必ずゴムを着用するようにしてくださいね。
コンドームはHIVだけでなく、クラミジアや淋病のような性病に対しても有効な予防方法です。それから、もし、これまでにコンドーム無しで。フェラチオや素股のようなサービスを受け場合は、感染の危険がありますので、必ず検査をするようにしましょう。
例えば、次のページでは紹介しているようなキットを使えば、自宅で検査をすることが可能ですし、性器だけでなくのどへの感染も含めて検査できます。
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